岡山県のバス・宇野自動車
ここでは、宇野自動車の画像などを掲載していきます。
概要
岡山市の中心部・表町に本社を置く宇野自動車は、「宇野バス」の呼び名で親しまれている乗合バス専業のバス事業者です。
社名に使われている「宇野」は、地名ではなく、創業者の姓に由来しています。
岡山県東部で路線を運行しています。
対キロ区間制運賃を導入している民営バス事業者の中では、最も賃率が低いことで知られていて、安い運賃のバスとして好評を博しているほか、安い運賃にも関わらず、補助金に頼らない経営を続けている点も高く評価されています。
かつては、車両の代替ペースが早いことで知られていましたが、1999年の新車導入を最後に、長年、新車の導入がストップしていました。それは、交通バリアフリー法の施行により、新車を導入するには、ノンステップかワンステップしか選択できなくなるうえ、座席数の減少が避けられなくなるためで、高い着席率を重視する宇野自動車は、それを避けるために、やむを得ず方針転換したものと思われます。
その後、従来車両の代替時期を迎えたことと、ワンステップ車両の導入の要望が出たことなどから、2012年に、一般路線車にワンステップの新車が導入されました。
また、使用車両は、かつては、三菱ふそう製に統一されていましたが、2013年から2016年までは、日野自動車製のワンステップ車が多数導入されました。なお、近年の新規導入車両は、再び、三菱ふそう製に戻っています。
路線については、利用率の低い路線の廃止をかなり進めているほか、かつては、備前方面への定期観光バスの運行がありましたが、現在は、とりやめています。
その一方で、「マイカー利用者にもバスを利用してもらう」ための施策にも前向きで、赤磐市では、バス停付近に専用の駐車場を設置の上、パークアンド・バスライドを実施しています。
そのほか、2008年の春には、高齢者などの交通弱者への利便性向上のため、赤磐市内で、住宅街と公共施設や商業施設をダイレクトに結ぶ循環バスの運行を始めています。これも、これからの時代を見つめた試みといえるでしょう。
さらに、2017年の春からは、岡山駅と後楽園とを結ぶ直通バス「岡山後楽園バス」の運行も開始しました。
マイカー利用者から、交通弱者まで、地域の多くの人たちに愛される交通機関としてがんばるバス事業者として、高く評価したいと思います。
追記
赤磐循環バスは、2019年4月から運行を休止しています。
車両風景(一般路線バス)
車両風景(赤磐循環バス)(運行休止)
車両風景(岡山後楽園バス)
終点の風景
営業所・車庫・転回場の風景
狭路の走行風景
バス停標識写真