惜別300系新幹線



ここでは、2012年3月17日のダイヤ改正で、惜しまれつつも姿を消した、300系新幹線の画像などを掲載します。


東京行きの『ひかり』となる300系電車が、岡山駅に入線しました。
2008年8月25日撮影 山陽新幹線・岡山駅付近




夏の吉井川を、300系の『ひかり』が渡っていきました。
2009年6月11日撮影 山陽新幹線・相生〜岡山




冬の加古川を、『ひかり』号が渡っていきました。
2010年1月29日撮影 山陽新幹線・西明石〜姫路



ここにある画像は、すべて銀塩カメラ(機種は、ミノルタα707-si)で撮影して、CDフォト化したものです。


300系新幹線電車は、初代のぞみ型車両として知られている車両で、1990年(平成2年)に試作車が登場しました。
1992年(平成4年)3月のダイヤ改正で営業運転が開始され、東海道新幹線の東京〜新大阪で運行を開始した『のぞみ』と一部の『ひかり』の運用に充当されました。
1993年(平成5年)3月のダイヤ改正では、『のぞみ』の運転区間が、東京〜博多に拡大され、それにあわせて、JR東海のみではなく、JR西日本も、300系電車を所有するようになりました。
ところで、300系電車は、初期の車両は、客用ドアはプラグドアを採用していましたが、1993年(平成5年)の増備の途中で、一般的な引き戸に変更されました。
300系電車の増備は、1998年(平成10年)まで続きましたが、JR西日本の500系やJR東海と西日本の700系が増加するにつれて、300系は、『のぞみ』の運用から外れ、『ひかり』『こだま』の運用を中心に使用されるようになり、2001年(平成13年)には、定期列車の『のぞみ』の運用から離脱しました。
その後も、東海道新幹線の『ひかり』『こだま』に使われ続けていましたが、N700系電車の登場により、300系は徐々に運用を離脱していきました。
そして、ダイヤ改正ごとに、300系使用列車は数を減らし、2012年(平成24年)3月のダイヤ改正で、全ての営業運転を終え、姿を消しました。
こうして20年の活躍にピリオドを打った300系ですが、東海道・山陽新幹線の大幅スピードアップに貢献した同系の開発によって培われた技術は、その後の新幹線車両にも活かされているといっても過言ではないと思います。



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