レールファン・マナーアップキャンペーンの部屋



はじめに

鉄道趣味界には、さまざまな楽しみをしているたくさんファンの方がおられます。
しかし、一部の逸脱した輩の行為によって、レールファン(鉄道愛好者)は、「ネクラ」「自己中」「オタク」などのマイナスなレッテルを貼られがちなのも事実です。
また、最近は、一部の逸脱した輩による、一般利用客へ対する妨害、列車の運行妨害などが相次ぎ、社会問題とも化しています。
そのせいか、鉄道現場の社員・職員(鉄道員)の方には、レールファン嫌いも少なくないと聞きます。
鉄道を趣味の対象としているものにとって、まことに残念でなりません。
そうした鉄道趣味界の汚名を返上し、健全化を図るためにも、ネットの微々たる力ですが、レールファンのマナーアップに貢献したいと思います。


レールファン(鉄道愛好者)として、理解しておくこと

・鉄道は、輸送機関の一つであり、旅客や貨物を運ぶ手段の一種として、存在していること。
・鉄道車両や駅施設は、法人や公共企業体の所有物であること。
・鉄道員にとって、列車を動かすことやキップを販売することは、生活をかけておこなっている点を理解しておくこと。
・鉄道員は、レールファンとはかぎらないこと。


注意事項など(以下の点をお守りください)

・駅構内の部外者立入禁止箇所や車両基地、線路敷地などに許可なく入ってはいけません。
・沿線で列車撮影などを行う際には、他人の私有地(田畑など)に無断で入ってはいけません。
・撮影の邪魔になるという理由で、沿線の樹木を切るなど、無断で障害物を除去、移動してはいけません。
・鉄道車両や鉄道施設の備品を盗むような行為をしてはいけません。
・列車内の乗務員室に許可なく入ったり、乗務員用機器に触れたりしてはいけません。
・当然ですが、不正乗車をしてはいけません。
・車両基地などへの見学や立入が許可された場合には、係員の指示に従ってください。
・乗務員などのいる車両を撮影するときは、ストロボなどは使用しないようにしてください(初心者のうちはやりがちですが)。
・駅構内で、列車を撮影する際には、利用者の乗降や、駅係員の業務の邪魔にならないように配慮しましょう。
・鉄道沿線の道路で列車を撮影する際には、通行する車や歩行者の邪魔にならないように配慮しましょう。
・自動車で沿線に撮影に行く際には、駐車場所を配慮しましょう。


レールファンは、ぜひ模範的な乗客をめざしましょう

・車内では、携帯電話の使用を遠慮しましょう。やむを得ないときでも、デッキで使用するなど、他のお客様への迷惑にならないように配慮しましょう。
・乗降口付近に立つときには、乗り降りする人の邪魔にならないように気をつけましょう。
・優先座席に限らず、お年寄りやお体の不自由な方のほか、妊婦や乳幼児連れの方にも席を譲りましょう。
・混雑時間帯に乗車するときは、もし余裕があれば、ホームへの階段から離れた車両を選びましょう(そうすれば、少しでも車内にゆとりのある車両に乗れますし、車両の混雑分散化にも貢献できます)。
・体調の悪いときに乗車するときは、トイレ付の車両(東海道山陽本線の近郊型なら、原則として下関寄りの先頭車です)を選びましょう(そうすれば、混雑時にトイレへの移動がスムーズになります)。
・トイレつきの列車に乗る場合であっても、できる限り、駅のトイレで用を済ませてから、乗車しましょう。
・列車内のトイレや洗面所を使用するときには、できるだけ短時間で済ませるように努めましょう。
・車内で会話をするときには、大声を出さないように気をつけましょう。
・通勤型車両での飲食は、他のお客様への迷惑になる場合があるので、遠慮しましょう。
・列車の床に座るのは、他のお客様への迷惑になりますので、やめましょう。
・大きな荷物を持って乗るときは、できる限り、混雑する時間帯は避けましょう。
・車内や駅構内で出たごみは、列車内や駅構内のごみ箱にきちんと捨てましょう。ごみ箱がない場合は、持ち帰りましょう。


以上、マナーアップキャンペーンを展開させてもらいました。他にご意見などがありましたら、お知らせください。


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